漢字ドリル
よくある漢字ノート(新出漢字)
もう解説するのも嫌ですが、一度やってみればわかります。
書き順を一画ずつ増やして書くことの無意味さ。
全てにふりがなをつける無意味さ。
同じ漢字を何度も何度も書く無意味さ。
手が痛くなりイライラします。
そして、「現」 という漢字がどんなだったのかがわからなくなります。
同じ漢字を何度も書き続けるとわからなくなるのです。
是非試してみるといいでしょう。
これは覚える練習ではなく、雑に書きなぐる練習であることが解るはずです。
書く練習だったら、
右利きの人は左にお手本を置いて、
左利きの人は右にお手本を置いて、
ゆっくり、丁寧に、少ない回数を練習すればいいだけです。
短文の練習も
漢字ドリルには、新出漢字の練習だけでなく、20問の短文の練習もあります。
そこには新出漢字を使った熟語がでてきますが、ノートに練習するのは同じようにすべてふりがなを振って書くだけです。
例:子どもの頃からの夢を実現する。
実現の読みと書きだけで、意味は問われません。
わかっている子にとっては良いでしょうが、漢字ドリルをよく見てみると、それなりに難しい熟語が出てきます。
子どもたちは意味がわからないだろうなぁというものが沢山あります。
それでも、読みと書きだけを練習して提出すれば宿題は完了です。
わかりますか?
意味がわからない漢字をただ書く作業をしているだけなのです。
意味がわからない熟語の意味を知ろうとしなくなるのです。
わからないことをそのままにすることに違和感を感じなくなるのです。
やればやるほど悪い習慣が身についていきます。
やらせないほうがはるかにましです。
読めて意味がわかることが大事
言葉は読めて意味がわかることが大事です。
その次が書けることです。
意味がわからないことを練習する習慣は、中学生になって英単語の練習をする時にも発揮されます。読めない、意味も解らない単語をひたすら書いて課題提出する中学生を見たことがありますか?
私はあります。
何人も。
漢字は書かずに覚える