何の為の宿題か
遊ぶ前に宿題?
学校から帰ってきたら、宿題を終わらせてからじゃないと遊びに行かせない家庭は少なくありません。
暗くなるまで遊んでいてもいい家庭で、初夏~秋ならそれでも遊ぶ時間がとれます。
しかし、習い事がある子は習い事に行くまでの時間が遊びではなく宿題で潰れます。
冬なら学校から帰ってきたらほんのわずかな時間しか外で遊べません。すぐに「良い子の皆さんは家に帰りましょう!」と放送が流れてきます。宿題などやっていたらまず遊べません。
何が大事?
子どもの健全な成長により必要なのは、一人でこもって単純な計算問題や漢字の書き取りをすることでしょうか、それとも仲間と遊びを通じてコミュニケーション力を鍛えたり、大人の目の届かない子どもの世界で様々な経験をすることでしょうか。
学校から帰ってきたら、まずは遊ばせてという家庭でも、夜遅くまで宿題が終わらずに睡眠時間が少なくなるケースがあります。
眠い目をこすりながら、疲れてぼ~っとした頭で勉強することが、はたして子どものためになるでしょうか。
”叱られながら” ”怒鳴られながら” 宿題をやることに何か意味があるのでしょうか。
勉強が嫌いになり、怒鳴る人がいなくなったら、自分から勉強などしなくなるのではないでしょうか。
”宿題” をやらせることに意識が行き過ぎて、何のために宿題をさせるのかを考えなくなってはいませんか。