宿題は先生との約束か?

約束?

「宿題は先生との約束だからしっかりやらせるべきだ。」

という意見をよく目にします。

本当でしょうか?

子どもに聞いてみるといいですね。

誰もそんな約束をしたとは言わないでしょう(笑)

 

 

それは単なる押し付け

 

●授業で終わらなかったプリントは宿題 ●計算ドリルの21~22が宿題 ●教科書の○○を音読する宿題

子どもたちは一方的に出されるだけです。 断るすべを知りません。

それを、「先生との約束だから」 という大人の意見は子どもには理解できません。

どれほど理不尽な内容でも、無駄だとわかっていても、力がつかないとわかっていても、ただただ服従するのみです。

先生との約束だからと、頭が悪くなる宿題を子どもにさせる理由はありませんよ。

「約束したから」と力がある子が力のない子に何かを無理やりやらせ出すかもしれませんよ。

”約束” という言葉を間違って教えているのですから。

 

頑張ったその結果

6年間小学校で預かって、毎日宿題も課して、その結果中学からは塾に通わないと授業についていけないその責任は誰がとるのでしょうか。

先生? いいえ誰も責任を感じてなどいません。

毎年担任が変わりますし、何より学力が低いのは家庭のというか親の責任だと割り切っていますから。

では親?

そう、責任は親にあります。

目の前の子どもは今までの子育ての結果です。

「努力が足りない」「頭が悪い」「やる気がない」などと罵るのは筋違いです。

子どもの方こそ、こんなふうに「考えられない頭」に育てやがってと怒るべきところでしょう。

 

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