親をおかしくさせる ”宿題”

親をおかしくさせる

普段はとても優しいお母さんなのに、勉強が絡むと豹変するお母さんは少なくありません。

普段は怒鳴らないのに、叩かないのに、子どもが勉強をしない、期待するように点数をとらない、そういったことがきっかけで、心に積もりに積もった何かがお母さんを豹変させてしまうのでしょう。

虐待につながる

2016.6.5 朝日新聞

20160605

「宿題をしなかったから、『施設に入れる』と言って車で山まで連れてきた。無理やり車から降ろした。」

宿題をしなかった、それがどれほど重要なことだったのでしょうか。

宿題の量と質を5年以上実際にやって検証している私には、子どもが宿題をやりたがらない理由がわかります。

意地でもやらないぞという子がいるのもわかります。

百害あって一利なしの宿題は全廃したら、穏やかな親子関係を取り戻せる家庭は増えるのに。

 

 

親も苦しい

子どもに「宿題しなさい」というのは、親にとっても苦痛です。

毎日毎日同じことを言わなければやらない、言ってもやらない子どもに、酷い言葉を投げつけたり、つい手が出てしまったり、その都度自己嫌悪に陥る親はとても多いはずです。

「うちの子は何も言わなくても自分から宿題をやってくれる」

なんて言うお母さんがいると、ますます自分の子どもがそうじゃないことでイライラして怒りをぶつけてしまったり。

しかし、マイナスでしかない ”宿題” を自分から黙々とやる子がどうなるかというところまで考えると、私は宿題を嫌がる子のほうが健全だと思っています。

1ヶ月ほど代わりにやってみるとわかりますよ。

 

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