自主学習という宿題

自主・・・他からの干渉や保護を受けず、独立して事を行うこと。

 

自主学習という宿題が全国の小学校に広がっています。

低学年にまで出す先生がいます。

ご丁寧に、各教科の自主学習の事例をプリントで案内してくれたりします。

 
 
 

毎日ノート1ページ。

隙間なく埋めなければいけない。

土日も休みなく。

これね、大変ですよ?

毎日になると興味を持て調べたことをまとめるなんて時間もエネルギーもかかることを続けられなくなります。

そのうち、ただ写すだけの作業になっていきます。

しんどいですよ。

毎日、気が重くて、息苦しくなっていきます。

想像してみたください。

職場の上司から同じことをやるように言われたら。

配偶者に同じことをやるように言われたら。

それが生きている間ずっと続くとしたら。

子ども達の気持ちがわかるでしょう?

子どもが毎日いろんなことをする、それ自体が自主学習なんですよ。

それを、1ページにまとめる必要なんてないんです。

そんなことをさせるから、楽しいことでも楽しくなくなるんです。

小学4年生のお子さんを持つお母さんに聞いた話です。

 

自主学習ノートに点数をつけられる。 6点満点。 2点・・・日付を書く。 2点・・・ノートの最後まで使う。 2点・・・最後に感想を書く。 内容は問われない。 頑張って調べた臓器の働きが2点で、適当に写した百人一首が6点だった。 とりあえず、面倒だからと百人一首をひとつずつ写すようになった。  

高校入試の採点方法に近いですね。

学ぶことを、くだらないと思わせてしまう、「自主学習」という強制学習・・・。

学力が低いのは、学校のせいではなく家庭のせいですよと言いたいのでしょうかね。 (そういう面もありますが)

家庭学習ノートを活用した自主学習指導

 

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